盛岡市でおすすめな、失敗しない車の査定方法!

西洋画のリアリズム手法が入ってきて、日本画や浮世絵の表現世界も影響を受け、
なんだかしみったれた勢いのないものになっていくけれども、
小難しいことを言えば、富士山を唯物論として認識できた葛飾北斎は、
富士信仰だの、富士山遥拝だの、そういう形而上学なんてどうでもよかったのだろう。
山に登って下界を見渡してみればみな同じ…くらいにしか思ってなかったんじゃないのか?
文学という別の手法で、富士山をさんざんクサして捨像しながら、
可憐にも凛々しく立つ月見草をドーンと前面に押し出して見せた
太宰治の『富嶽百景』は、葛飾北斎へのオマージュだ。
要するに端っから敵わないものを美しいといったって、そりゃただのステロタイプだ。
真面目に語れば語るほど恥ずかしい、照れくさい。照れ隠しになったっていいから、
ひねくれて、ここはひとつ、月見草でいこうじゃないか、というのが太宰の文学だ。
ヤボは言わないのが、江戸っ子北斎。
津軽の大富豪の道楽息子のペン筆が、北斎の絵筆をなぞる。
手際よくテントをたたんで9時にはキャンプ場を出た。
そこから数百メートルほどの場所が、富士見のポイントだ。
フォト
富士にはR1100RTがよく似合ふ…と、日記には書ゐておかう。
いい感じでシャッターを押した瞬間に飛び込んできたオバハンだけが
この構図を台無しにしてしまったのだった(笑)。
ちなみに、旧千円札と旧五千円札の絵柄になった富士山は、
このアングルで描いたそうだ。
フォト
今日は国道300号(通称:本栖みち)を身延方面へ。
途中、南アルプスの大展望所があったので、寄ってみた。
フォト
かすかに塩見岳だか荒川岳だか赤石岳だか聖岳だか判然としないが、
ぼんやりと遠望することができた。
そのまま国道300号をダラダラ下っては面白くないので、
途中で山梨県道9号線へ右折する。
この界隈は山梨県南巨摩郡身延町丸畑で、木喰上人の生まれ故郷。
県道9号沿いではないが、近くに「木喰の里微笑館」という記念館がある。
フォト
本当に山深い里である。
遊行僧として可愛らしいほほえみをたたえる仏像を彫刻しながら、
全国各地を遍歴し、90数歳まで旅に暮らした江戸時代のお坊さんである。
かれよりも100年ほど前に生きた岐阜県出身の円空という遊行僧がいるけれども、
円空もその生涯に5万体ともいわれる木端仏を彫り続けて全国行脚したのだが、
木喰上人の行動も、それに負けずすごい。
今年の2月には、横浜SOGOのそごう美術館で、
「円空・木喰 展」が開催され、円空仏と木喰仏がずらりと並んだ。
さしずめ、ほほえみ対決…とでもいうことか?
フォト
円空は、粗削りな鉈の彫り跡を残す像容ながらも、柔和なほほえみを湛える木端仏。
木喰は、同じく粗削りながらも曲面をしっかり出す手の込んだ彫り様が特色。
これは、円空の創作スピードと関係がある。
円空は、旅の空の下、一夜の宿に泊めてもらった恩から、囲炉裏端に積んである木の端に、
持ち歩いている物騒な斧でチョンチョンと仏を彫って、はい、宿賃! この繰り返し。
木喰は、彫る木を選びながら、一か所に少し長く逗留しながら、ていねいに彫るスタイル。
それぞれの内面の事情もあったのだろうね。
わたしも手元に一体だけ木端像と自動車をもっている。